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膣内射精
膣内射精(ちつないしゃせい)とは男女の性交において、男性が女性器の中(膣内)に射精することである。なお男性が陰茎にコンドームを被せたまま女性の膣内で射精した場合、基本的に膣内に精液は注入されないので、膣内射精とは言わない。
1990年代前半、日本のアダルトビデオでは膣外射精(外出し)がほとんどを占めていた。これは精液が目に見える形で外に出されることにより、見せ場となる射精の瞬間を明瞭にできるという演出上の効果が高いと考えられていたからであると言われる。それまでにも見せ場が膣内射精になる演出の作品も一部存在したが、主流ではなかった。しかし1990年代後半になると膣内射精を好む客層がいることが製作者サイドに認識され始め、“中出し”がジャンルとして登場した。近年のアダルトビデオや出版物においては自然な性交感を演出したり、鑑賞者の性的興奮をより高めるために膣内射精が用いられることがある。
これらのシーンの演出は大きく2つに分けられる。1つは女優が膣内射精を許容する演出の作品で、2000年代前半から半ばにかけてアダルトビデオ作品で広く見られるようになってきた。もう1つは膣内射精に際して激しく抵抗して半ば強姦され、妊娠の可能性に対する恐れや女としての自信の喪失のために泣き叫ぶ様子を演出する作品がある。
しかし、より臨場感を求める作品では実際に膣内射精をしている場合がある。特に月経があがった熟女女優や妊婦女優など妊娠の心配のないAV女優の出演作では、実際に膣内射精を行っていることが比較的多い。また最近は性交後に服用する避妊薬の経口避妊薬が海外から輸入されたり、1999年に低用量ピルが認可されるようになってから実生活でも膣内射精が一般化するに伴い本物の中出し撮影が増えたと言われている。